既存品と同等水準の品質設計でBCP対応・マルチソース化を支援
ハイケム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高 裕一)は、低誘電樹脂向けモノマー「CMS(クロロメチルスチレン)」において、新たにメタ体・パラ体混合グレードの「CMS-mp」をラインアップに追加しました。市場流通品と同等水準となるよう品質設計した製品として、BCP対応やマルチソース化を検討するお客様向けに提案を開始します。
既存品と同等水準の品質設計による「CMS-mp」を新たに追加
今回新たに追加した製品は、市場で長年採用されている「CMS-mp」製品を参考に品質設計を行い、異性体組成、純度および主要不純物について同等水準となるよう品質設計を行った製品です。これにより、既存品と同等の品質特性を求めるお客様のニーズに対応するとともに、原料調達におけるBCP対応やマルチソース化を支援します。
高まる低誘電樹脂のニーズに対応
生成AIの普及やBeyond5G・6Gへの通信インフラの更新・増設に伴い、高周波、高速、大容量、低遅延通信に対応した次世代通信材料の需要が拡大しています。
なかでも、基板内を流れる信号の伝送損失を低減する「低誘電樹脂」は、次世代通信基板材料として高い注目を集めており、市場が拡大しています。一方で、その基幹原料となる機能性樹脂モノマーは、製造難易度の高く供給できるメーカーが限られていることから、安定供給や用途に応じた製品ラインアップへのニーズが高まっています。
ハイケムは2025年3月に、中国深圳市の電子材料向け機能性モノマーの開発・製造メーカー「深圳市低介新材料有限責任公司(英名:Shenzhen Low-k Dielectric Materials Co., Ltd.、以下「低介新材料」)」と販売代理店契約を締結し、機能性樹脂モノマーCMS(クロロメチルスチレン)及び低誘電基板材料の重要原料となるBVPE(1,2-ビス(4-ビニルフェニル)エタン)における製造技術の共同開発及び日本国内における市場開拓を開始しました。
幅広いラインアップを揃えるハイケムのCMSシリーズ
CMSにはパラ体・メタ体・オルト体の3種類の異性体があり、その組成は最終的な樹脂の構造や物性に大きく影響するため、用途や求める性能に応じた組成の選択が重要です。
今回新たに追加した「CMS-mp」は、パラ体45~55%、メタ体45~55%、オルト体1%以下の組成を有しています。市場で長く流通している同種製品を参考に、異性体組成に加え、純度および主要不純物についても同等水準となるよう品質設計を行っています。
「CMS-mp」の追加により、CMSシリーズは5種類の異性体組成を取り揃えるラインアップとなりました。用途や求められる物性に応じて最適な異性体組成を選択できることに加え、既存品との品質面での整合性を重視するお客様にも、より提案しやすい製品構成となりました。
今後の取り組み
ハイケムは中国メーカーとの共同開発・品質管理体制を通じ、日本国内における機能性モノマーの安定供給体制の構築を進めています。
今後も、次世代通信・電子材料分野における機能性モノマーの安定供給と製品ラインアップの拡充を通じて、お客様の研究開発および製品開発を支援するとともに、日本の半導体・通信産業の発展に貢献してまいります。
ハイケム株式会社 会社概要
商社の機動力とメーカーの技術力を併せ持ち、日中化学業界を結ぶ「懸け橋」として事業を展開。現在は化学品のみならず、食品、ライフサイエンス、次世代エネルギー分野へと領域を広げ、持続可能な社会の実現に貢献しています。
- 会社名:ハイケム株式会社
- 本社所在地:東京都港区虎ノ門1丁目3番1号 東京虎ノ門グローバルスクエア11階
- 代表取締役社長:高 裕一
- 事業概要:貿易事業/ライセンス事業/触媒開発・量産・受託/グリーンケミカル・次世代エネルギー開発
【製品についてのお問い合わせ】
- ハイケム株式会社 貿易本部 化学品事業部 機能性素材部
- TEL: 03-5251-8552 E-mail: ml-t0103@highchem.co.jp
【このリリースに関する報道機関からのお問い合わせ】
- ハイケム株式会社 広報室 担当:黒岩 (090-6539-4213)
- TEL: 03-5251-8580 E-mail: koho@highchem.co.jp