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中国で開催された「楡林国際石炭・ハイエンドエネルギー化工産業博覧会」にて弊社社長が講演を行いました
~環境に配慮した石炭化学産業基地構築のために~

 中国陝西省・楡林市で201994日(水)から6日(金)に開催された「第14回・楡林国際石炭・ハイエンドエネルギー化工産業博覧会」にて弊社代表取締役社長の高潮(たか・うしお)がサスティナビリティ社会における石炭化学産業の優位性や将来の方向性について講演を行いました

当博覧会は楡林市が2025年までに建設予定の巨大な石炭化学コンビナートを擁する工業団地に対し、国際的に競争力のある日本等の専門技術や製品を誘致し、世界一流のハイエンドエネルギー化工基地を築き上げるために企画した博覧会です。博覧会では、楡林市や大手エネルギー企業による展示会、石炭化学分野の専門家および中国国有大手エネルギー企業・日本の大手化学企業による講演会・座談会等が開催されました。

弊社社長は、94日に開催された「中国・楡林国際ハイエンドエネルギー化学発展フォーラム」にて「国際的な化学新素材産業の開発状況と動向」と題し、楡林市の産業発展戦略、環境に配慮したC1化学の発展の方向性、生分解性プラスチック等への展開など、サスティナビリティ社会における石炭化学産業の優位性や将来の方向性について講演を行いました。(詳細は以下に記載)

また、95日には、「日中(楡林)ハイエンドエネルギー化学産業交流座談会」が開催されました。この座談会は7月に楡林市が日本で開催した「日本における中国・陝西省楡林ハイエンド石炭化学及び新材料産業協力推進招致会」の成果をより確かなものとし、日本からの技術・産業提携を更に強化するために開催されたものです。座談会では楡林市政府より政策や投資環境についての説明と日本企業、楡林市の企業紹介とともに、日中の架け橋としての役割を担う、弊社の紹介もしていただきました。その後、日中企業意見交流会を行い、二国間の連携をより一層強化なものにすることを確認しました。



タイトル:「国際的な化学新素材産業の開発状況と動向」

 1.楡林における化学新素材産業モデルに対する考察

楡林は、川上の産業チェーンを確立するとともに、川下産業への展開を強化し、長期にわたる高付加価値製品の開発に重点を置く必要がある。また、国際的な先進企業と連携して、C1化学を新エネルギーと結合させ、将来のエネルギー産業の開発機会を掴む必要がある。現在、海洋マイクロプラスチックの問題は国際的な関心事となっており、プラスチックが生分解性プラスチックにとってかわることは将来の化学産業にとって不可欠である。生分解性プラスチックの中でもポリ乳酸(PLA)は経済性にも優れている。トウモロコシ等からポリ乳酸を合成するプロセスにおいても、生産コストを大幅に削減するためにC1化学を応用するという手法がある。

 

2.楡林におけるC1化学の将来展望

C1化学とは、1つの炭素原子を含む物質(COCO2CH4CH3OHHCHO)等の原料から化学製品を合成するための有機化学プロセスである。中国は第135か年計画の中で楡林を含む4つの石炭化学産業実証ゾーンを指定し、石炭化学への転換を促進してきた。石炭化学のより一層の発展のためにはC1化学の将来の方向性を見極める必要がある。環境問題解決に向けCO2排出量の更なる削減に励むとともに、大規模な総合工業団地の建設が不可欠となる。合成ガス、メタノール等の基礎化学品の製造ラインを構築し、世界的に有名な企業を誘致し革新的な組織モデルを有する包括的な化学工業団地を建設することで、石油化学製品を石炭化学製品に部分的に置き換えることができる。事実、C1化学の代表的な技術の中でも、SEG®プロセス(石炭等のオフガスからエチレングリコールを製造するプロセス)はコスト優位性があり、従来の方法に徐々に取って代わってきている。

弊社が推進するSEG®ライセンス事業では、日本企業が保有していた技術を発展させ中国企業にライセンスし、現在までにEG生産能力の合計が年産915万トンに相当するSEG®ライセンス契約を締結している。また、南通に自社触媒工場を設立し、年産3000トンの触媒を供給できる体制を整え、SEGの産業チェーンを整えてきた。そして弊社のこの石炭化学産業分野での事業はCPCIF(中国石油化学工業連盟)によって認められるまでに成長した。今後も弊社は水素事業等を推進することでC1化学の発展にも寄与していく。

 


 【楡林国際石炭・ハイエンドエネルギー化工産業博覧会概要】

◆会議名称:    「第14回楡林国際石炭・ハイエンドエネルギー化工産業博覧会

◆会議のテーマ:ハイエンド グリーン イノベーション シェアリング

URL: http://www.cycechina.com/

◆開催日時:94日(水)~96日(金)

◆開催場所:中国陝西省・楡林市

◆主催:中国共産党楡林市委員会、楡林市人民政府、陝西省国際貿易促進会

◆博覧会の概要◆

1.詳細日程・内容

①第14回楡林国際石炭・ハイエンドエネルギー化工産業博覧会の開会式 開催日時:94日(水)900

内容:市政府指導者の挨拶、開会セレモニー

②中国・楡林国際ハイエンドエネルギー化学発展フォーラム 開催日時:94日(水)1430

内容:楡林ハイエンドエネルギー化工基地建設計画の紹介、楡林市を世界一流のハイエンドエネルギー化工基地とするために解決すべき課題や今後の方向性について、様々な角度から世界エネルギー産業の行方を議論、国内外の著名な石炭化学専門家による講演、等 ※弊社社長が30分の講演を行いました。

2019年全国石炭産業ハイクオリティ発展フォーラム 開催日時:95日(木)8:30

内容:「安全、高効率、グリーン、インテリジェント」をテーマに、石炭分野の著名な専門家による講演、全国大型国有石炭企業及び機械製造企業による製品、技術の紹介、など

④日中(楡林)ハイエンドエネルギー化学産業交流座談会 開催日時:95日(木)900

内容:楡林市政府による楡林市における石炭化学工業産業のハイエンド化発展を推進する政策のご紹介、楡林市経済開発区産業状況及び投資環境のご紹介、楡林市ハイテク区産業状況及び投資環境のご紹介、楡林市企業のご紹介(3社)、日本関係企業の紹介(3社)、ハイケムの紹介、日中企業意見交流、プロジェクト調印式

⑤フォーラム:「データがエネルギーを一層強める」 開催日時:95日(木)1430

内容:華為(HUAWEI)とともに楡林に中国エネルギービッグデータセンターを設立。HUAWEIのリソースを活用することで楡林を世界的な化学基地に発展させ、影響力のある都市を建設する戦略について。楡林が中国のエネルギーデータ中心地になる基盤を整える。

⑥第14回楡林国際石炭・ハイエンドエネルギー化工産業博覧会の結果発表会 

開催日時:95日(木)1730

 

 

 

【楡林市と石炭化学産業について】

楡林市は、石炭、天然ガス、石油、岩塩等の豊富な資源を持つ中国最大の化学エネルギー基地の一つです。また、楡林市は中国が計画している4つの近代的な石炭化学産業実証ゾーンの一つであり、市政府は精力的に石炭化学への転換を促進し、様々な石炭ベースの化学製品と川下の高付加価値材料を開発しています。長年の努力の末、榆神工区や、榆横工区等大型化工产业园区のような大規模な化学工業団地が形成され、インフラが整備され始めています。



【楡林国際石炭・ハイエンドエネルギー化工産業博覧会・写真】

◆開会セレモニーの様子

◆開会セレモニーの様子

◆日中(楡林)ハイエンドエネルギー化学産業交流座談会の様子(9月5日)

◆楡林市市長李春臨氏と弊社高潮(たか・うしお)社長との対談の様子


 【このリリースに関する報道機関からのお問い合わせ】

 

ハイケム株式会社 管理本部 総務部 担当 黒岩 英理子

TEL: 03-5542-0580  E-mailkuroiwa@highchem.co.jp

 


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