ニュースリリース
ハイケム、積水化成品、花の国日本協議会
ポリ乳酸(PLA)発泡製品分野でプラスチック削減に貢献
花店舗掲示用POPを発泡PLAで提案
ハイケム株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:高潮(たか うしお)、以下ハイケム)、積水化成品工業株式会社(本社:大阪市北区 代表取締役社長:柏原正人(かしわばら まさと)、以下積水化成品)が共同で推進するPLAの開発・市場展開の活動において、積水化成品が開発する生分解性発泡体「RETONA FOAM BIO」が、一般社団法人花の国日本協議会(本社:東京都港区 理事長:井上英明(いのうえ ひであき)、以下花の国)が推進する、花業界のSDGs活動「well-blooming project※」の一環として実施する環境アクション用POPに採用されました。今後、キャンペーン終了後に回収された発泡PLAを肥料やメタン発酵に再利用する実証実験も予定しています。
*2024年10月10月1日~10日に開催されるwell-blooming 10days challenge
ハイケムと積水化成品はかねてより戦略的基本提携契約に基づき、生分解性材料の開発や拡販を相互に協力、推進してまいりました。ハイケムの中国における生分解性材料の原料調達力・開拓力や、積水化成品独自の樹脂改質技術によって開発したPLAの発泡製品「RETONA FOAM BIO」、さらに花の国の花業界へのアプローチ及び商品企画をあわせて協働することで、PLA分野での新たな需要開拓を行ってまいります。
2030年までに全製品の原材料50%をエコ素材に
積水化成品の高い樹脂改質技術
積水化成品は、創業以来培ってきた世界トップレベルの発泡・重合、樹脂改質技術を基軸に、さまざまな先端技術を融合して付加価値の高い製品やサービスを提供しています。気候変動や海洋プラスチック問題などの地球全体の環境課題に対して、2030年までに全製品を構成する使用原料の50%以上をリサイクル材料や生分解プラスチックもしくはバイオマス由来プラスチックに置き換えるという目標を掲げ、環境に配慮した新素材の開発を加速しています。
生分解性プラスチックのトータルソリューションを提供
ハイケムの日中における原料調達とマーケット開拓力
ハイケムは中国最大のPLAメーカー、安徽豊原集団有限公司(豊原集団)と事業戦略パートナーシップ契約を締結するなど、生分解性プラスチックのマーケット開拓にいち早く取り組んでまいりました。また、PLAだけでなく海洋分解性樹脂PHBVやP34HBなど合計7種類の生分解性プラスチックを輸入販売する体制を構築しています。さらに、発泡製品のみならず次世代のPLA素材「HIGHLACT®(ハイラクト®)」を発表し、アパレル向けのPLA繊維の開発にも取り組んでいます。
今後の展開
3社は、持続可能な社会の実現に向けて、温室効果ガスの排出量削減と環境に貢献する製品の創出に取り組んでいます。地球環境への課題解決に向けて、サーキュラーエコノミーへの移行は必須であると認識しています。化石資源の使用量をできる限り削減し、既存の資源を有効活用して社会経済活動を循環するという考えのもと、廃棄PLA製品のサーキュラーエコノミー等広くソリューションを提案していきます。
積水化成品工業株式会社 概要
会社名:積水化成品工業株式会社
所在地:大阪市北区西天満2-4-4
代表取締役:柏原正人
事業内容:発泡プラスチックスの樹脂・シート・成型加工品の製造販売、各種付加価値製品の製造販売等
一般社団法人花の国日本協議会 概要
協会名:一般社団法人花の国日本協議会
所在地:東京都港区南麻布1-6-30 5F
理事長:井上英明(株式会社パーク・コーポレーション 代表取締役)
事業内容:「フラワーバレンタイン」をはじめ、年間を通じ、花き業界および異業種との連携によって、花や緑が身近にある日本人のライフスタイルを実現させるプロモーションを実施。本活動「well-blooming project」は当協議会が事務局をつとめる国産花き需要拡大推進協議会にて全国展開、農林水産省令和6年度「持続的生産強化対策事業のうちジャパンフラワー強化プロジェクト推進」を活用して推進中。
ハイケム株式会社 概要
会社名:ハイケム株式会社
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目3番1号 東京虎ノ門グローバルスクエア11階
代表取締役:高潮(たか うしお)
事業内容:化学品の輸出入販売・受委託製造/技術ライセンス関連業務/触媒製造販売/生分解性材料の販売等
【このリリースに関する報道機関からのお問合せ】
ハイケム株式会社 広報室 担当:黒岩(090-6539-4213)・陳
TEL:03-5251-8580 E-mail:koho@highchem.co.jp