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海洋が切り開く脱炭素の未来 革新技術「eDOC」が実用化へ

2050年のカーボンニュートラル実現まで、あと25年。国際エネルギー機関(IEA)は、この野心的な目標を達成するには年間約10億トンものCO2を大気から除去する必要があると警鐘を鳴らしています。これまで注目されてきたのは、スイスのクライムワークス社などが手がけるDAC(Direct Air Capture)のような大気からのCO2直接回収技術です。しかし、大気中のCO2濃度はわずか0.04%であり、回収効率を高めるのが難しいという課題があります。 その中で、今注目されているのが、私たちの青い惑星、海です。