ハイケム東京研究所 素材研究支所が稼働開始しました!
皆さんこんにちは!ハイケムのオウンドメディア担当の黒岩です。
本日は9月12日に無事に稼働開始した素材研究支所についてご報告させていただきます。
今般稼働を開始した「ハイケム東京研究所 素材研究支所」では、PLA(ポリ乳酸)などの生分解性樹脂のコンパウンド、性能向上、応用開発を行っています。高山所長を先頭に、新たに入社された研究員も含め、10名の生分解性プラスチックのスペシャリストが在籍しています。
素材研究支所 高山林所長
1982年 中国湖南大学 有機化工専攻 卒業
中国国営化学会社にてPVC合成、重合に関する仕事に従事後、日本へ留学。
1995年 名古屋大学 応用化学専攻 修士号取得
大手プラスチックコンパウンドメーカー26年間勤務後、現職へ。
「安全第一をモットーに、研究員全員の知恵を出し合い、2022年内には分子量Mw30万のPLA連続重合を実現し、研究開発の第一ステップを完結したい。」
新たな研究所と社員全員の安全を祈願!
稼働開始に合わせて、9月20日に素材研究支所の竣工式を執り行いました。
竣工式では神事を執り行い、ハイケムの役員及び素材研究支所の研究員が揃って安全祈願の玉串拝礼を行いました。
高分子量PLA量産化共同開発設備稼働セレモニーを実施!
新しい素材研究支所の重要な研究テーマの一つが株式会社リコーとの「高分子量PLA」の量産化に向けた共同開発です。高分子量PLAとは、リコー様がこれまで培ってきた超臨界二酸化炭素を用いた可塑化重合法で確立した製造技術で、重量平均分子量が30万以上のPLAで、従来のPLA樹脂ではなしえなかった、耐熱性や強度性の高いエンジニアリングプラスチックなどの新しい用途への展開・拡大が期待できるものです。
10月6日には、「高分子量PLA量産化共同開発設備稼働セレモニー」を執り行いました。セレモニーでは、ハイケムの高社長とリコーフューチャーズビジネスユニットのプレジデント入佐孝宏様によるテープカットや施設見学会、交流会などを実施し二社の交流を深めました。
あらためて、『技術のリコーとスピードのハイケム』のチームアップで、リコー様がこれまで培ってきた技術力にハイケムの機動力やスピードをプラスして、大きく世界に羽ばたいていくオープニングセレモニーなのだと感じることができました。
今後もプレスリリースやこちらのオウンドメディアにて高分子量PLAの開発の進捗はお伝えしていく予定です。
そして、入佐様からは竣工を祝して、龍の置物をプレゼントいただきました!
〈中国語〉
祝 竣工
恭喜新公司大楼竣工
将 HighChem 和 RICOH 的热情和梦想独入珠子之中
龙在天上爬得很高。
〈日本語〉
祝 竣工
会社ビル建設おめでとうございます
ハイケムとリコーの情熱と夢を龍の珠の中に込め
龍が天高く昇りますように
本プロジェクトが龍のように天高く舞い上がりますように!
リコーとハイケムのプロジェクトメンバー及び素材研究支所の研究員一同