ハイケム25周年 2023年04月19日

ハイケム25年の歩み 
ハイケムの25年を5つに分けてご紹介します

今回は、ハイケム25周年記念HPから「ハイケムの歩み」をご紹介します。
HPでは、ハイケムの歩みを『創業期─Since 1993』『成長期─Since 2000』『拡張期─Since 2009』『発展期─Since 2014』『変革・飛躍期─Since 2020』の5つの期に分けて紹介しています。

創業期 ─ Since 1993


ハイケム創業期の日本の化学業界は、コストダウンのニーズの高まりと環境規制強化というまさに変革期にあり、軒並み外国、特に中国に活路を求めていました。このニーズをビジネスチャンスと捉えた高潮社長は、化学業界における「日中の架け橋」として唯一無二の存在となる、ハイケム(株)を日本に誕生させました。

成長期 ─ Since 2000
中国でのOEM受託製造を中心とした事業を展開

日中の文化の違い、中国工場側のスキル不足、品質に対する日中の認識の違い等の問題が山積していました。中国工場への細やかな技術指導・サポートにより、一つ一つのビジネスを形にしていくことで受注を増やしていきました。また、上海を皮切りに、重慶、天津と中国支店を増やしていったのもこの時期です。

拡張期 ─ Since 2009
貿易事業における事業分野の拡大

SEG®技術のライセンス事業を開始

2008年、世界経済を震撼させたリーマンショックが発生。ハイケムの主力事業であるファインケミカルの貿易事業にも大きな影響が出ました。事業の多角化の必要性を痛感し、ベーシックケミカルや食品添加物の取り扱いを開始しました。この方向性の下、2011年には医薬品販売製造許可・販売業許可を取得し、医薬品の原薬の取り扱いを開始しました。
また、電解液溶媒DMCの欧米出荷を開始するなど、グローバル化への道筋をつけたのもこの時でした。
2011年に起きた東日本大震災により、部品の調達が困難になった日本企業に対し、中国からの代替品を確保し、日本メーカーの生産維持に貢献したことで顧客増加に繋げました。

高社長が中国で、石炭由来の合成ガスからエチレングリコールを製造する技術に注目が集まっているという情報をキャッチし、UBE(株)と共同で中国の石炭化学企業等にライセンス供与する事業を開始しました。SEG®プロセスは、DMOプロセスとMEGプロセスの二つに分かれており、ハイケムが独自でMEGプロセスを確立する必要がありました。そこで、中国に年産1,500トンのパイロットプラントを建設し、自社開発した触媒を使った試運転を実施。製品化可能なレベルのエチレングリコールの取得に成功し、ライセンサーとしての立場を確立しました。

発展期 ─ Since 2014
貿易事業は業務の多角化に成功

SEG®ライセンス事業が本格化し、合計約1,000万トンのライセンス契約を締結!

2017年の「第4期3カ年計画」において、貿易部門は、今後の更なる成長を目指し事業再編に踏み切ります。機能化学品をコア事業に据え、成長分野としてのライフサイエンスとエレクトロニクスという付加価値の高い事業に注力するため組織と人員を大きく再編し、これが現在の貿易部門の大きな成長に繋がりました。
また、中国の各支店においても、日系企業の代理店業務、委託生産・販売業務、汎用樹脂の中国国内取引を本格化させ、中国国内における輸出事業以外の取引を大きく成長させました。

SEG®ライセンス事業においては、この時期ライセンス契約締結の絶頂期を迎えます。中でも2018年に締結した楡林の年産180万トンのSEG®ライセンスの締結は世界最大級となり、事業投資にも乗り出す案件となりました。2019年までに合計で23件、約940万トン規模のエチレングリコール技術のライセンスを許諾しました。
また、契約数の上昇に合わせて、南通工場での触媒の出荷も好調に推移しました。


変革・飛躍期 ─ Since 2020
新たな時代との「架け橋」として ─ We are the BRIDGE

世界的な低炭素社会に向けた流れをビジネスチャンスととらえたハイケムは、新たにサステナベーション本部を立ち上げました。また2023年から始まる新中期事業計画においては、ハイケムがこれまで取り組んできた、C1ケミカル技術をベースに「エネルギー、電池、ライフスタイル」といった分野において新たな事業の可能性を探り始めました。

詳しくはこちらから
https://highchem.co.jp/25th/history/

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