社員インタビュー

■Profile

2009年より日本に留学し、大分大学で博士課程まで修了。専門は、応用化学で触媒化学の研究に携わる。
その後、同大学に拠点を置く株式会社ルネッサンス・エナジー・リサーチの大分分室でのアルバイトを経てハイケムに入社。

ハイケムに入社した理由は?

大学で触媒の研究に従事していたので、就職しても触媒関係の仕事に携わりたいと考えていました。また、化学業界で日中の架け橋としての地位を築いているハイケムの活動をホームページで見て、その企業理念に共感したのも大きな理由です。留学中、日本の皆さんには大変お世話になったので、自分がこれまで学んできたことを活かして、化学業界だけでなく日中の友好にも貢献したいと考えました。

今の仕事内容は?

ハイケムの今後の成長戦略の一つである、水素事業に関わる触媒の研究開発を担当しています。研究の一連の過程は大学時代と大きくは変わりません。
新しい触媒の開発に向け、目標を設定し、実験の計画を立て実行します。そして失敗を繰り返す中で、
どこに問題があるかを見極め、次の成功につなげていくのです。
この失敗から目標に達成する過程が、私のような研究者にとってやりがいを感じる瞬間です。

今の仕事の醍醐味を教えてください!

大学と企業の研究で大きく違う点は、新しいものを創り出すのが大学の研究であるのに対し、企業の研究は、工業化して商品として販売し、利益を生み出す必要があるという点です。
こういった類の研究は私としては初めての経験なので、ハイケムの経験豊富な先輩方から日々学んでいる最中です。
そして、この「実際に工業化される触媒」の開発に自分が携わっていることは、直接誰かの役に立っていることを実感でき、大きな充実感を得ることができます。

将来のビジョンを教えてください!

現在行っている水素エネルギーについての研究は、CO2の削減に繋がり、地球にとっても大きな意義のある研究だと思います。
クリーンなエネルギーを実現するためにどうすればよい触媒を創り出せるかを考え抜き、商品化に繋げたいです。
そして、自分が創り上げたものを、日本や中国、如いては世界中で使われるような良い製品となるよう努め、ハイケムの成長はもちろん、持続的な社会の実現にも貢献していきたいです。