ニュースリリース

2022年05月09日 プレスリリース貿易事業

ハイケム、半導体材料の販売代理権を獲得
国内外の日系企業における半導体材料不足に対応

ハイケム株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:高潮(たか うしお)、以下ハイケム)は、蚌埠中恒新素材技術有限公司(本社:中国 安徽省、以下中恒新素材)と、2月21日に販売代理店契約を締結し、主に半導体封止材用充填剤(フィラー)として使われる「球状シリカ」および電池や半導体の放熱材料として使われる「球状アルミナ」の販売を開始します。尚、この製品の販売地域は、日本および海外の日系企業となります。

半導体封止材用充填剤(フィラー):「球状シリカ」

球状シリカは主に半導体封止材用充填剤(フィラー)として使われている材料です。半導体封止材料とは、半導体を光、熱、湿気、ほこりや衝撃などから保護するエポキシ樹脂成形材料であり、充填剤を樹脂材料に混ぜることで、半導体封止材のコスト低減と機能性を向上させることが可能となります。

中恒新素材の球状シリカは、95%以上の球状化率を誇り、高純度で流動性にも優れています。現在中国では第3位の出荷実績を誇っており、封止材用フィラー、電子部品用インク、光ファイバー、化粧品材料としての使用実績があります。また、グループ企業で原料となる石英の採掘、粉砕を行っており、一貫生産が大きな強みとなっています。

半導体放熱材料:「球状アルミナ」

球状アルミナは電池や半導体の放熱材料として使われています。酸化アルミニウムを球状化にしたもので、高い放熱性を有することから、放熱シートなどのフィラーとして使われています。現在、自動車の電動化や、機器の小型・軽量化を実現するため、効率的に放熱できる素材の需要が高まっています。

中恒新素材の球状アルミナは、放熱部材としてはもちろん、ハニカムセラミックスや研磨剤などとしての使用実績も有しています。

中恒新素材について

会社名:蚌埠中恒新素材技術有限公司
所在地:中国安徽省


中恒新素材は、中国建材大手の凱盛集団(Triumph Group)の傘下企業であり、電子材料などの新材料の製造販売を担っています。親会社である凱盛集団は、球状シリカの原料となる石英などの採掘事業も手掛けていることから、安定供給が可能で、価格競争力も有しています。

ハイケムは、日本と中国の架け橋として、コストメリットのある中国製品の提案に留まらず、信頼できるメーカーの選定と徹底した品質管理体制で、安心して中国製品を使用していただける体制を構築してまいりました。昨今の半導体材料の不足や急速に発展する電池材料などの分野においても丁寧かつ迅速に対応しており、お客様のあらゆるニーズに対応しています。

ハイケム株式会社 概要
会社名:ハイケム株式会社
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目3番1号 東京虎ノ門グローバルスクエア11階
代表取締役:高潮(たか うしお)
事業内容:化学品の輸出入販売・受委託製造/技術ライセンス関連業務/触媒製造販売/生分解性材料輸入販売等

【このリリースに関する報道機関からのお問合せ】
ハイケム株式会社 広報室 担当:黒岩(090-6539-4213)
TEL:03-5251-8580  E-mail:koho@highchem.co.jp