1993-1999

1993 - 1999

創業期

ハイケム創業期の日本の化学業界は、コストダウンのニーズの高まりと環境規制強化というまさに変革期にあり、特に中国に活路を求めていました。このニーズをビジネスチャンスと捉えた高潮社長は、化学業界における「日中の架け橋」として唯一無二の存在となる、ハイケム(株)を日本に誕生させました。

1993

21世紀商事を創業

中国化学業界の情報提供を行うコンサルティング会社として「21世紀商事有限会社」を妻の高虹氏(現、取締役)と夫婦二人で創業。

1996

三菱ガス化学の塩化コリンプラントを中国に移設

1998

三菱ガス化学のメタノールプラントを内モンゴルに移設

三菱ガス化学が新潟に保有していた、26万トン/年のメタノールプラントを半年かけてを分解・養生し、内モンゴルに移設

ハイケム株式会社を設立

製品の中国への輸出やプラント移設の成功により「ハイケム株式会社」を設立。日中化学品の専門商社としての歩みをスタート。

2000-2008

2000 - 2008

成長期

中国でのOEM受託製造を中心とした事業を展開

日中の文化の違い、中国工場側のスキル不足、品質に対する日中の認識の違い等の問題が山積。中国工場への細やかな技術指導やサポートにより、一つ一つのビジネスを形にしていくことでOEM受託の受注を増やしていきました。

2000

中国ファインケミカル査察団に参加

中国進出を考える日本企業の増加を受け「化学工業日報社」が開催した中国ファインケミカル査察団に参加。高社長が査察団に参加し、架け橋として日中の企業を繋いだ「縁」は今日にも続いています。

2004

上海に現地法人を設立

ハイケム初の中国拠点を上海に設立。OEM製造拠点の調査など、中国における情報収集を自社で担う体制を整備。

2005

重慶に現地法人を設立

2007

天津に現地法人を設立

2009

広州に現地法人を設立

2009-2013

2009 - 2013

拡張期

貿易事業における事業分野の拡大
SEG®ライセンスビジネスを始動

2008年のリーマンショックを皮切りに事業の多角化を決断。貿易事業において、バルクケミカルや食品添加物、医薬品原薬の取り扱いを開始しました。また、電解液溶媒:DMCの欧米出荷を開始するなどグローバル化への道筋をつけたのもこの時期でした。

また、C1ケミカルをベースにした、SEG®(Syngas to Ethylene glycol)技術のライセンスビジネスを始動。自社で合成ガスからエチレングリコールを製造する技術を確立し中国全土に展開しました。

2009

事業分野の拡大

基礎化学品、食品添加物、電子材料の取り扱い開始

2010

SEG® 技術のライセンス事業を開始し、C1ケミカル事業に本格参入

SEG® プロセスの工業化に成功

パイロットプラントの試運転に成功(写真:年産1500トンのパイロットプラント)

2011

南通に自社触媒工場を竣工

南通触媒工場の竣工式の様子

鄭州に事務所を開設

医薬品販売製造許可・販売業許可を取得し、医薬品原薬の取り扱いを開始

電解液溶媒DMCの欧米出荷を開始

SEG®技術を採用したプラント第1号が稼働

中国の新疆ウイグル自治区にある新疆天業社の第一期目のSEG®プラントが稼働。石炭の合成ガスから高純度のエチレングリコールを製造する世界発のプラントとして大きく評価されました。

2013

米国・アトランタに現地法人を設立

「ハイケム東京研究所」を千葉県柏市に設立

「SEG®触媒」初出荷

SEG触媒初出荷の様子

2014-2019

2014 - 2019

発展期

SEG®技術ライセンス事業の拡大

SEG®ライセンス事業においては、この時期ライセンス契約締結の絶頂期を迎えます。中でも2018年に締結した楡林の年産180万トンのSEG®ライセンスの締結は世界最大級となり、事業投資にも乗り出す案件となりました。2024年までに23件、約1000万トン/年のライセンス契約を締結しました。

2014

西安に事務所設立

2015

青島に事務所設立

2016

南通工場に併設し南通研究所を設立

2017

東京の貿易事業・事業再編

「化学品・エレクトロ・ライフサイエンス」に方向性を明確化

2018

楡林市で世界最大級・年産180万トンのSEG®ライセンス契約を締結

年産180万トンSEGRプラントライセンス契約式

2019

ユケン工業㈱よりセラミック事業を譲受

経団連に加入

2020-NOW

2020 -

変革・飛躍期

新たな時代との「架け橋」として
~We are the BRIDGE~

世界的な低炭素社会に向けた流れをビジネスチャンスととらえたハイケムは、新たにサステナベーション本部を立ち上げました。また2023年から始まる新中期事業計画においては、ハイケムがこれまで取り組んできた、C1ケミカル技術をベースに「エネルギー、電池、ライフスタイル」といった分野において新たな事業の可能性を探り始めました。

2020

NEDOのプロジェクトとして、ハイケムが参画する「CO2を原料とするパラキシレン製造に関する開発」が採択

2021

サステナベーション本部設立

千葉県柏市にハイケム東京研究所を自社施設として竣工

ハイケム東京研究所竣工式

楡林市に北方本部設立

北方本部開設式

楡林でDMCの年産50万トンプロジェクトが始動

年産50万トンのDMCプロジェクト始動式

南通工場でDMC触媒出荷開始

2022

楡林で年産180万トンのSEG®プラントが稼働

千葉県柏市に二か所目の研究施設「素材研究所」を竣工

2023

アクリル系製品の専門商社「AIジャパン㈱」の全株式取得

ハイケム25周年
新中期経営計画が始動

Now and Future