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ハイケム、東京大学と共同研究を開始
新規ホール輸送層材料などで連携

ハイケム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高 潮(たか うしお)、以下「ハイケム」)は、東京大学大学院理学系研究科 中村 栄一教授研究室と、新規ホール輸送層材料を主とした高分子材料の開発と合成プロセスの確立を目指す共同研究を開始しました。この技術は、ペロブスカイト太陽電池や有機薄膜太陽電池(OPV)などの部材としても応用可能で、次世代太陽電池の性能向上に寄与します。

(右から2番目)東京大学大学院理学系研究科 中村 栄一 特別教授・名誉教授
(右)ハイケム 東京研究所 青島 敬之 所長
(左から2番目)ハイケム 専務取締役 林 貿易本部長
(左)ハイケム 電子・環境材料 張 事業部長

共同研究の概要

本共同研究では、新規ホール輸送層材料として活用可能な高分子材料の体系的な開発を進めてまいります。この技術は、ペロブスカイト太陽電池や有機薄膜太陽電池(OPV)などの部材としても応用可能で、次世代太陽電池の性能向上に寄与します。具体的には、高分子材料ライブラリーの構築から材料設計、さらには商業化・量産化を見据えた合成プロセスの開発に至るまでの一貫した研究開発を推進いたします。

東京大学大学院理学系研究科 中村 栄一教授研究室 概要

教授:中村 栄一特別教授・名誉教授、尚 睿(シャン ルイ)特任教授
所在地:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学 分子ライフイノベーション棟7階
研究分野:物理有機化学、有機合成化学、ナノサイエンス
研究テーマ:科学・技術の新領域開拓に役立つ新反応、新分子、新機能の開発

ハイケム株式会社 概要(https://highchem.co.jp/)

ハイケムは、化学品商社兼メーカーとして、商社部門では医薬や食品、農薬などのライフサイエンス分野から最先端のエレクトロニクス部材まで幅広い製品や技術を取り扱っています。また、メーカー機能を主体としたサステナ部門では、日本と中国に4つの研究所と触媒量産工場を保有しており、年産1,000万トンのライセンス実績を誇るC1SEG®技術を基に、CO2を活用して化学品を製造する脱炭素技術の開発・商業化を始め、バイオ化学技術、蓄電池システムの開発にも注力しています。今後もより革新的な製品・技術とサービスを軸に、グローバルに事業を展開してまいります。

会社名:ハイケム株式会社(https://highchem.co.jp/)
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目3番1号 東京虎ノ門グローバルスクエア11階
代表取締役:高 潮(たか うしお)
事業概要:化学品の輸出入販売・受委託製造/技術ライセンス関連業務/触媒製造販売/生分解性材料販売等

PDFはこちらから https://highchem.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/202502_東京大学共同研究-1.pdf

【このリリースに関する報道機関からのお問い合わせ】
ハイケム株式会社 広報室 担当:黒岩(090-6539-4213)・陳
TEL:03-5251-8580 E-mail:koho@highchem.co.jp


【関連情報】ハイケム、「ペロブスカイト型太陽電池」の材料を自社開発 https://highchem.co.jp/topics/taiyo-denti/ 【関連情報】ペロブスカイト太陽電池 正孔輸送材料 Spiro-MeOTAD https://highchem.co.jp/article/product02/

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